つい先日四国に曳航された羊蹄丸もあっという間に一般公開期間が終了して
7月には新居浜を離れて最終目的地、解体地の多度津へ向かうことになりました。
 
短い間にもかかわらず期間中、6万人の来場者があったそうです。
 
しかし日本人って最後とか限定とか好きだねぇ…
八甲田丸とか摩周丸もこれだけ賑わえばもっと状況が変わると思うのですが…
 
愚痴はさておき、羊蹄丸の解体は船舶解体専門専門業者である香川県多度津町の
株式会社宮地サルベージで実施のことです。

香川県仲多度郡多度津町堀江五丁目7番地
 
船内に残されたもののうち、青函ワールドの青森のジオラマ風景はねぶた祭りが終わった後で
一部が八甲田丸に移設されることが決まった他は多度津での解体、ということになりそうです。
車両甲板の旧型客車「スハフ44 25」はオークション価格1200万円という価格にもかかわらず
幾つかの団体から引き取り交渉があった模様です。
 
研究と言うよりもかなりビジネスライクにさくっと鉄くずにされちゃうような感じですね・・・
新居浜で現地引取してくれるところに取り外せる備品を売却した後は一括スクラップ、でしょうね。
 
写真はバングラディシュ・チッタゴンの海岸で人力解体されている旧・十和田丸。
解体場に来てから4年ほど経ちましたが、上部構造はほとんど解体済みですね。
船底部分はまだまだ解体に時間が掛かりそうな感じです。
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