カテゴリ: 青函連絡船(その他)

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お盆前から仕事で室蘭に滞在することが多かったので地元で見つけたこんな本の紹介でも。
 
北海道新聞社から今年の夏に発行された写真集「室蘭の記憶-写真で見る140年」です。
このサイトとどんな関係が、と思う人もいるでしょうが室蘭と青函連絡船とは
古くからの結びつきがあるところが結構多いのです。
 
室蘭本線の災害時には青函連絡船で室蘭への旅客・貨物の迂回航路が開設されたり
石炭を燃料とする船舶は室蘭で補給をすることもあったそうです。
(室蘭には崎守に石炭積み出し用の国鉄埠頭がありました)
函館ドッグも室蘭にありますので船舶の補修修繕を室蘭で行なっていたこともありました。
航路外周遊では室蘭への寄港も何度も行われています。
 
内容的には北海道新聞社編集によくありがちなキャプションミスや時代的な間違いが散見されます。
写真もほんの2枚程度青函連絡船が写り込んでいる程度(国鉄埠頭に係留中の十勝丸、
函館船渠で修繕中の宗谷丸)なので青函連絡船のためだけに購入とはいきませんが、
室蘭の郷土資料としてはこれまでにない充実したものであることは間違いないでしょう。
 
青函連絡船が周遊先で寄港した港は他にも釧路や小樽、八戸、宮古、仙台、秋田、酒田、東京晴海などが
あるのでそういった先々の郷土資料に在りし日の姿を追い求めていくのも今後の活動の一つなのかなと
思っていたりします。
 

10日ほど前に香川県・多度津の解体場へ曳航された羊蹄丸ですが
早速解体工事に取り掛かっているようです。
先週末の段階で後部煙突やヒーリングポンプ室が解撤されているようです。
 
 
宇高連絡船愛好會様のブログに多度津で解体中の羊蹄丸の定点観測記事が上がっております。
 
 
大変貴重なブログなので遠き北の地より見守りたいと思います…

羊蹄丸:愛媛県新居浜から香川へ「最後の航海」(毎日新聞)


元青函連絡船の「羊蹄丸(ようていまる)」(全長132メートル、幅17.9メートル)が10日、停泊していた愛媛県新居浜市の新居浜東港を離岸し、タグボートに引っ張られて解体場所の香川県多度津町へ向かった。
 羊蹄丸は65年から88年まで青函連絡船として活躍し、退役後の96年から「船の科学館」(東京・品川区)に展示されたが、昨年12月に廃船のリサイクル方法を研究する「えひめ東予シップリサイクル研究会」への無償譲渡が決定。今年3月25日に東京を出港して同29日に同港に到着し、4月27日から6月10日まで一般公開された。
 羊蹄丸はこの日午後2時45分ごろ、国立新居浜工業高等専門学校職員ら約60人に見送られて同港を離れ、11日午後1時に同町の船舶解体工場に到着する予定。年内には解体作業に入る。
 


元青函連絡船"羊蹄丸" 最後の航海(鉄道ホビダス)
"羊蹄丸"の青函ワールドの設備は青森の"八甲田丸"に移されて引き続き展示されるほか、甲板に積載していたDE10 30は千葉県いすみ市の「ポッポの丘」に、スハフ44 25は真岡鐵道にそれぞれ引き取られた。
 
 
羊蹄丸の最後の仕事もまもなく終わりを迎えようとしています。
展示物も無事引き取り手が決まり、後は静かに解体の時を待つだけとなりました。

羊蹄丸、展示終了「出航せよ!」=旧青函連絡船、譲渡へ-「船の科学館」休館

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昨日、9月30日をもって船の科学館の老朽化に伴う休館に伴い羊蹄丸も公開休止となった。
 
1988年、3月13日22便
1988年、9月18日の青函博運航最終便、
そして、みたび羊蹄丸に別れの時がやってきた。
 
真紅の衣をまとい、お台場に静かに佇む羊蹄丸の姿は
まもなく過去の記憶の中のものとなるだろう。
 
四度目の嫁ぎ先はどこになるのか、それは今月中に決まるそうだ。
彼女の新しい人生の船出を静かに見守りたいと思う。
 

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今年ももうすぐ青函航路就航日である3月13日がやってきます。
 
あの日から23年、私も年をとりました。
当時小学生の私にとっては実際に見に行けるわけでもなくテレビで見るのが精一杯。
船がなくなること、新しいトンネルができること、本州からの列車がやってくること。
いろいろな期待に満ちあふれていた時代でした。
 
そんな小学生もすっかりオヤジになるほどの年月が流れてしまいました。
客車列車の海峡やはつかり、ブルートレインの日本海はとうに消え、
豪華寝台だった北斗星は一往復が残るのみ。
その一方で新幹線は青森に延伸され、5年後には新函館にようやくやってきます。
 
 
道央のベットタウンに引っ越してちょうど一年。
人事異動で4月から事実上の単身赴任生活が始まります。
(平日は旭川でホテル生活、週末だけ帰宅・・・)
 
生存報告代わりにたまに書くのが精一杯ですが、いつの日か復活を期して・・・

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