2008年02月

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「青函連絡船」と言う言葉を広義的に解釈すると民間のフェリーも(略)

…3回目ですがご容赦下さい。年なもので。

家庭の事情で毎週青森から函館まで往復する生活なのですが、
今回は青函フェリーを使ってみました。

青函フェリーは会社名ではなく「共栄運輸」と「北日本海運」の共同運航航路の通称名
と言ったところでしょうか。
元々貨物専門のフェリー会社でしたが、規制緩和で一般旅客も載せられるようになって
旅客も取り扱うフェリー会社になりました。知名度はイマイチですが安さは魅力。
WEBでの割引券を使うと道南自動車フェリーよりは高くなりますが、それでも1450円。
JRや高速船に比べたら遙かにお得な運賃です。
しかも五稜郭駅から徒歩20分。東日本フェリーターミナルよりJRの接続はよいようです。

今回乗船したのは青森早朝4:30発の「はやぶさ」。共栄運輸の船です。
この船は座敷の2等の他にドライバー用のベッドがあり、徒歩の客でも追加料金無しで使用可能です。
トラックドライバーはほとんど車内で寝ているので上の客室に上がってくることは
荒天時を除きほとんど無いようなので函館までの4時間の間ベッドでゆっくり休んで行けました。
この点だけは他社にはない良い点なのですが、ベッドのある船が限られてるのが難点…

一般旅客は貨物のオマケのような扱いなので切符も「乗船指示書」と言う書類だけ。
共栄運輸は栗林商船グループなので「○七」のマーク付きです。

函館には朝8時半に北埠頭に到着。
フェリーターミナル周辺は何もありません。
岸壁に後ろから接岸です。

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1/19から青森県立図書館に併設された青森県近代文学館にて
企画展「青函連絡船終航20年展 旅浪漫~青函連絡船80年の航跡とともにみる青森文学の旅~」
が開催されています。
地元の文学館らしく青函連絡船や津軽海峡を描いた文学によるアプローチを中心として
連絡船関連の新聞記事や写真、資料、ポスター、模型等の展示を行っています。


平成20年1月19日(土)~3月25日(火)
青森県近代文学館 企画展示室
〒030-0184 青森市荒川字藤戸119-7
入場無料
開館時間/午前9時~午後5時
休館日/1月24日(木)・2月28日(木)

青森県近代文学館 企画展ページ
http://www.plib.net.pref.aomori.jp/top/museum/seikan.html

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5年前の2003年3月に函館どっくでのリニューアル工事を終え
若松桟橋に戻ってきたときの写真です。

既に動力がない為タグボートに引かれながらの静かな航海でしたが
現役同様の輝きの船が動いている様はJNRマークも鮮やかに国鉄時代を
彷彿とさせる物でした。

やっぱり船は動いてなんぼでしょう。

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1990年の開館以来一度もリニューアルが行われないままの八甲田丸。
さすがに経年劣化は避けられず大幅なリニューアルの出来ないまま外観、内部とも
かなりの劣化が見られます。
甲板の部分的なペンキの塗り直し等を昨年行ったようですが、焼け石に何とかで…。

船内のあちこちで雨漏り、木部の腐食、露天部の錆がかなり目立ちます。
船橋部分の機器類は部品がほとんど破損欠品しており摩周丸以上の荒廃状態です。

現在の指定管理者が維持、活用に対して前向きな姿勢(に見える)なので
摩周丸のように管理者に放置される心配はないでしょうが、現状では管理者も
何とかしようと応急的な手は打ってはいるけれど、抜本的な解決が出来ない状態なのでしょう。
東北新幹線青森延伸の機会に修繕を行う予定があるようですが
大幅な改装が難しいこの船ではどこまで手が回ることやら。

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