2007年09月

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離れることが 運命なんて…

ずっとこのままと 信じてた

あなたが…いない

ここには…いない

受け入れられずに 探し続けた

(School Days ED曲「あなたが...いない」より抜粋)



10日ほど北海道を旅していました。
その中で気になっていたのは石狩湾新港にいる補助汽船ひうら丸。
青函連絡船の終航時に残っていた補助汽船のうちの1隻です。
3月に入札があり売却され石狩を離れてしまいましたが、改めてひうら丸のいない
石狩湾新港を見ておきたかったので先日行って参りました。


ひうら丸

総トン数 236.97トン


青函航路最後の国鉄補助汽船
昭和53年3月 函館ドック(株)にて進水
昭和53年5月29日配属。
同期配属にふくうら丸。

昭和63年3月13日 青函航路終航。石狩湾新港管理組合へ売却。
昭和63年4月 石狩湾新港へ回航。
石狩湾新港に寄港したジャパニーズドリーム(旧十和田丸)の補助業務も行う

平成5年より小樽港でも業務を行う。
港内業務に従事し、小樽港に入港した米空母キティーホークの入港補助、
座礁、転覆船舶の救助活動にも多数出動。

石狩湾新港の発展に伴い大型船舶の入港が相次ぎ1万トン程度の船舶の補助汽船
であるひうら丸では外航大型コンテナ船などの大型船に対応が難しくなり新船導入
が決定され、売却されることになった。

平成19年3月 売却。


※2枚目の写真は愛甲哲也氏より提供を受けた物です。
※4枚目の画像は 2007年9月撮影。ひうら丸の後継船「かむい」です

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「青函連絡船」と言う言葉を広義的に解釈すると民間のフェリーも範疇に入ってきます。
函館をと青森を結ぶフェリーに9月から新しい高速船が導入されました。

青函航路にはかつて旅客専門のジェットフォイル、旅客主体の高速船が就航していましたが
いずれも旅客数の伸び悩みや冬季間休航の多さに悩まされ短期間で撤退を余儀なくされました。
そしてこの度導入された船は青函航路過去最大最速の大型高速船。

料金もその分高くて片道5000円。
とはいえ、19年前の青函連絡船グリーン指定席料金が運賃込みで3500円だった
事を考えると決して高くはないと思いますが、いかんせん在来船が1800円程度なので
その値段の差を見ると相対的に高く思えるのでしょうね。

船体は長さ112m、幅30mと幅が広いのが特徴。(津軽丸型は132m、17.9m)
総トン数は約10000トン。巨体を4機のウォータージェットで動かし航海速力36ノット
(青函連絡船は18ノット)の高速で津軽海峡を疾走します。

こういう高速船が国鉄、JRで導入されていたら鉄道連絡船としての青函連絡船の姿も
また変わっていたかも知れません。

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