札幌での青函連絡船のイベントとしては十数年振りになる
「海峡が見た夢」が10月11日から11月3日までJRタワープラニスホールで
開催されます。
今年は摩周丸就航50周年のメモリアルイヤーであり、年末には北海道新幹線の試験列車も走行開始すると
いうことで、摩周丸の一つの歴史的な区切りと、新たな時代の幕開けを象徴するイベントになるでしょう。
開催初日(10/11)と11/1には元・JR東海会長の須田寛様によるトークもあるということなので
興味ある方はぜひ足を運ばれてはどうでしょうか。
 
「海峡が見た夢」
開催期間 2014/10/11(土)~11/3(祝・月)
開催時間 10:30~17:00 入場無料
 
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津軽海峡フェリーで1990年の就航以来長年に渡り活躍してきた「びるご」が
2014年4月15日青森発13便を最後に引退します。
 
函館~青森航路の運休便並びに運航船舶変更のご案内について
 
新造船「ブルーマーメイド」の就航により船舶の入れ替えを行うことから
船齢24年になる「びるご」が引退となりました。
国鉄青函連絡船引退後に津軽海峡に登場した新世代フェリーの1隻であり
旧・東日本フェリーの命名規則に基づいた「V」で始まる神話の由来を持つ
「びるご」は1990年の就航以来青函航路、青室航路で活躍してきました。
同じ東日本フェリーでで共に活躍した姉妹船の「べが」「べにりあ」は
苫小牧-八戸航路に移籍。後に川崎近海汽船にリースとなり、びるごは
一人で東日本フェリー亡き後の青函航路を守ってきました。
(「べが」は2013年7月引退、「べにりあ」は現役就航中)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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初冬の津軽海峡を往く  2008.11
 
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塗装変更前のえさん2000と  2009.1
 
 
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真っ白になった姿は短い間でした 2009.8.8
 
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函館FT1番バースにて  2010.5.4
 
おそらく海外売船となるでしょうが、嫁ぎ先でも幸せであることを願う次第です。
 
※新世代フェリー4姉妹の「びるたす」は2006年に韓国に売却されています

-2013年の終わりを迎えて-
 
1988年の青函連絡船廃止から今年で25年。
 
世界中に散った青函連絡船の姉妹たちも終航から四半世紀を経て
次々と解体され、現役で動く船はすでに無く、当時を知る人も徐々に少なくなっている
函館桟橋の建物も解体が始まり、来春には更地となるだろう。
 
2013年、羊蹄丸・空知丸が解体され
残された青函連絡船は八甲田丸と摩周丸のみ。
その摩周丸も今や函館市の財政難により解体の危機に瀕している
 
 
 
来年、2014年は洞爺丸台風から60年、新幹線開業・津軽丸就航から50年の節目の年。
摩周丸を運営するNPO法人「語り継ぐ青函連絡船の会」は2014年10月11日から11月3日まで
JRタワープラニスホールにて「青函連絡船から新幹線へ」(仮題)を開催するとのことです。
写真・パネル展や工作教室も予定されているとのことです。
 

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